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ETV特集 "生存権"を考える 「貧困」と「認知症」 [番組]

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ETV特集 「いま憲法25条"生存権"を考える ~対論 内橋克人 湯浅誠~」

を今、見ています。
お世話になってディレクターの方が手がけた番組です。
憲法によって規定された生存権、そして生活保護という仕組みがありながら、
「自分が生活保護を受給する資格があるとは思わなかった」という若者がいたり、
生活保護を受給することで、落伍者というレッテルが貼られることを恐れ申請しない人がいたり、窓口で追い返されたりする現実。憲法の理念がどこかに置き去りにされ、政府の台所事情や担当部署のノルマ次第で権利がゆがめられる。

国政の建前では、本当に困った人は声をあげ、それが政治的な力になり、修正する方向に行くはずです。しかし、今本当に困っている当事者は、声をあげるのも難しい状況です。湯浅誠さんのような方が、当事者によりそい、問題提起をすることではじめて、社会的な流れになっていくのだと思います。

湯浅さんは、今の社会の有り様を「すべり台社会」と表現していますが、認知症の問題も同じく「すべり台社会」ではないかと思います。病気がもとで、生きる力を失ったり、家族の関係が崩れたり、経済的に困窮する。誰しもがなる可能性がある病にも関わらず、ほとんどの人が現状すら知らない。認知症をはじめ、病気で困った人々の声なき声を届け、多くの人が自分の問題としてとらえることができるようにするには、どうすればいいのか、大きな課題だと思います。


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