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ソーシャルメディアがもたらす未来とは [ソーシャルメディア]

昨日のエントリーにつづき、ソーシャルメディアについて。

去年からソーシャルメディアについての講演や研修に行くと、よく流される動画がこれです。



おーっと思うか、これ本当?
と思うかは、いろいろだと思いますが、なかなか衝撃ですよね。

変化のスピードが速くなっている
今後、ソーシャルメディアがどうなっていくのかについては、様々な考え方があると思いますが、変化のスピードがものすごく速くなっていることは確かです。これまでのビジネスやメディアのあり方が変わるのにともない、「知」とはなにか、「情報」とは何かという定義も変わりつつあるように思います。

メディア業界の変化
例えば、メディア業界で言うと・・・インターネットがなかった時代には、記者やディレクターが、人々を代表して、取材対象に近づき、その情報を一般の人でも分かりやすいように整理して、お届けするというのが、情報の流通の仕方でした。しかし、現在ではこうしたプロの記者やディレクターの情報源もネットを介したものが多くなりました。(もちろん、ネットはきっかけという意味で、裏づけの取材はしていますが・・・)新聞社やテレビ局でこうした情報を整理する仕事自体は、依然として必要だと思いますし、なくならないと思いますが、あまたある情報源の中のひとつ(ブランド力はあるが、情報流通の中では比較的下流に位置する)になるのではないかと思います。本当にある分野について知りたければ、その分野に関係する20名ほどの人と特定のキーワードを、ブログやtwitterでウォッチする方が、はるかに精度が高い、新しい情報が得られます。メディアは、大規模資本から、人や言葉になりつつあるのではないかと思います。

既存の組織や職業がついていけない
最近すごく気になるのは、テレビ番組で、ツイッターの投稿を、テレビ局のスタッフが選り分けて都合のよさそうなメッセージだけを読み上げていること。これでは、FAXとまったく同じで、ツイッターの意味がない・・・基本的な発想が「情報を選り分けてあげている」という発想から抜け切れていないのです。これは、メディア産業だけではなく、ビジネスでも同様で、変化のスピードに比して、大きな会社組織や既存の職業の中身が変わるスピードは相対的に遅く、ついていけなくなりつつあるように思います。

「小規模組織・ネットワーク・個」の時代へ
「フラット化する世界」でも、個の時代への展望が語られていますが、ソーシャルメディアのもたらすのは、変化のスピードが相対的に遅い「大規模資本、大規模組織」から、小回りが利く「小規模組織やゆるいネットワーク、そして個」の時代への変化ではないかと考えます。「認知症からみえてきた社会のありようを変えたい」という私の思いも、思っているだけでは小さな変化ですが、ソーシャルメディアの力を借りて、大きな流れにしていきたいと思います。早くツイッターでの発信も始めねば!


ところで、さきほどの動画1つ気になるのが・・・
あれだけソーシャルメディアを煽っておきながら、結局、旧メディアの象徴である本の宣伝をしているところ。
結局ビジネスモデルは、新旧のベストミックスということなのでしょうか。
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