右脳と左脳をフル稼動 未来型セッション [活動日誌]
先週、富士ゼロックスKDIのフューチャーセンターというところで開催するセッションに
ゲストの一人として呼んで頂きました。
様々な分野の人が集まり、決まったキーワードについて、それぞれの現場で起こっていることを共有し、公開でディスカッションをしながら、新しいマーケットを創造するという目的のセッションです。富士ゼロックスの新規事業へもつながるものだけに、あまり詳しくは書けないのですが・・・IT、建設、研究者、フリーライター、オフィス用品の会社などの社長さんや部長クラスの方々が並ぶ中、一人だけ若輩者のNPO関係者として参加させていただき、認知症をとりまく問題や医療介護の現場の話をさせていただきました。進行は、プラカデミアサロンでいつもお世話になっている野村恭彦さん。一見別々の話をまとめてしまう名人芸で、非常に有意義なキーワードの抽出と新しいマーケットのヒントが見えた気がします。
この日、一番面白かったのが、議論をまとめて共有する役割を担ったグラフィック・ファシリテーターのやまざきゆにこさんのお仕事。議論しているその場で、壁に貼った模造紙に次々と絵に書いていきます。
こちらは、認知症のことを書いたイラスト。認知症の人や家族が、医療や介護の制度の狭間に追いやられ、解決策がなかなか見つからないという話をしたら、このような谷を書いてくれました。やまざきさん自身、身内に認知症の方がいらっしゃるそうで、すごく具体的で、想いのこもったイラストでした。
社会問題や未来について語るとき、すごく抽象的で空疎な話になりがちですが、こうして絵にしながら議論を進め、時々、立ち止まっては絵をみんなで見るというのは、右脳と左脳を上手く使うとてもいい方法だなあと感じました。やまざきさんは、こうしたセッションや社内での研修、国際会議で活躍されているそうです。
フューチャーセンターもそうですが、こうしたクリエイティブな方やクリエイティブな場に出会うと、とてもいいなあと思います。自分も、こういう仕事の仕方をしてきたい、そんなことを感じました。
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