認知症の人と家族向け旅行 春にモニター旅行実施します

今日は、認知症フレンドシップクラブの旅行プロジェクトの打合せをしました。
以前もお伝えした旅行会社の方や、若年認知症の団体で事務局をやっている経験豊富な助っ人も参加してくださいました。

身体介護が必要な旅行商品というのは、すでにでていますが、認知症の方や家族向けの旅行というのは、似ているようでニーズが違います。体は元気でどこまでも歩いていけるけれど、道に迷ってしまうかもしれない。ご夫婦でどちらかが認知症の方の場合、トイレやお風呂についていけないので手助けが必要など。

そこで、課題を抽出すべく、３月下旬（もしくは４月上旬）に、数組の認知症の方とご家族に協力をいただき、モニター旅行を実施することにしました。旅行プランの骨格は、旅行会社の方に組んでもらい、サポーターの心得や注意点を団体の事務局の方にアドバイスいただく形で、現在プランニング中。非常に魅力的なバス旅行のプランがいくつもあがってきています。あとは、旅行に行かれる方に、複数の案をご提示し、決定する予定です。

家族会などでは、家族やご本人、サポーターで集まって旅行に行かれているようですが、サポーター集めが課題で、団体みんなで、なんとか年に１回実施する程度だそうですが、普段は見られない表情がいっぱいあるようで、家族も驚くことが多いそうです。サポーターをコーディネートする仕組みを整備し、将来的に、個人や１家族でも、好きなタイミングで旅を楽しめるようになるのが目標です。

非日常には、日常を変える力があると思います。年に１回の旅行体験が、認知症の人と家族の日常を変える、そんなプロジェクトに育っていけばいいなあと思っています。まだ、多くの力や経験を必要としていますので、プロジェクトに興味ある方いらっしゃいましたら、是非お知らせください。

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