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フレンドシップクラブで実現できること(3) アートの力を活用する  [認知症フレンドシップクラブ]

認知症フレンドシップクラブの可能性、さらに続きます。

(実現できること その3)
「アートの力を活用する」

キックオフに参加してくださった方で、ユニークな取組みをされている方がいらっしゃいました。
アーツアライブというNPOの代表の林容子さんです。介護施設などにアーティストを派遣して、高齢者と一緒に作品作りをすることで、高齢者のQOLを上げようという取組みです。言葉でコミュニケーションが難しかったり、感情を発露したり表現しずらい環境にある人たちが表現手段を得ることが表情が変わってきたりするそうです。

Alzheimers-0907_257.jpg
MOMAアルツハイマープロジェクト

その林さんから提案があったのが、認知症の方のための美術館鑑賞ワークショップの提案でした。
ニューヨーク近代美術館MOMAで始まったアルツハイマープロジェクトは、休館日にアルツハイマーの方と家族のグループを招待し、トレーニングを受けたスタッフが作品を前に、解説しつつコミュニケーションをとっていくという取組みで、全米50以上の美術館に広がっているそうです。林さんは、先日、MOMAの担当者とも話をされ、これから日本で同じような取組みをするべく準備されているそうです。

優れたアートは、言語を越えた力を持つだけでなく、受け手それぞれにとって意味を持ちうるものだと思います。
アートに興味がある認知症の方だけでなく、家族も一緒に楽しめるでしょうし、さらには、通常のサポーター活動は難しいけれど、美術に興味があるので、こういうプログラムの手伝いならばしてみたいという方もいるでしょう。

アートを使った療法という狭い意味ではなく、アートの力を最大限に活用したプログラムが可能なのではないかと思います。林さんの構想と、日本の認知症の人々が望むこととと、よりうまくマッチングできるよう、フレンドシップクラブとしてお手伝いしていきたいと思っています。

(更なるアイデアは、その4へ続きます)
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