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「認知症では絶対入院させない!」情熱的に取り組む医師  [専門医療]

金曜日は、横浜の金沢区
土日は、千葉の成田
月曜日は、岐阜の恵那市

出張3連続で、さすがに疲れましたが、各地の医師や介護スタッフの
みなさんと地域連携について話し合いや研修をして、パワーと活動のヒントをいただきました。

なかでも感銘を受けたのは、千葉県で精神科の訪問診療をしている上野秀樹医師です。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110113/bdy11011300490002-n1.htm

上野医師は、「認知症で絶対に入院させない」を信条に、診療をされているそうです。
もちろん体の病気で入院が必要になるときはありますが、認知症のBPSD(認知症にともなう暴力や興奮などの症状)を理由に入院をすると、より症状は激しくなる→抑える薬が増えるという循環を繰り返し、最後には亡くなることが多く、家や施設にいる方を地域で暮らしていけるよう支えていくのが医師の役割だというお考えです。
認知症の人やご家族には、ご自分の携帯電話を教えているということで、そのあたりからも真摯な姿勢がうかがえます。

普通、「精神科病院にやむなく入院が必要な場合もある」とか「ケースバイケース」といった言い方になるわけですが、そうした説明を言い訳に、家や施設で手に負えなくなったので入院ということがごく普通に行われています。そうした現実に、はっきり否と言い、実際の診療でそれを実践されている上野医師は、本当の意味での認知症の専門医(=認知症の人と家族の暮らしを支える専門家)と言えると思います。

全国的に、こうした医師の数は非常に少ないですが、実際に信念を持って活動されている方がいることに勇気づけられました。


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