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認知症でもだいじょうぶまちづくりフォーラム 参加報告 #kaigo #ninchisyou [活動日誌]

金曜日は、認知症介護研究・研修東京センター主催の
「認知症でもだいじょうぶ町づくりフォーラム」に参加してきました。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/32849.html
DSC_0043r.jpg
仕事のため、最後までは居られなかったのですが、各報告の主旨は以下の通りです。

●厚生労働省田仲氏
「認知症関係予算は27億円(平成22)→20億円(平成23予算)自治体裁量を高め、市町村を中心に効果的な対策を展開できよう見直し 認知症連携担当者は認知症支援推進員へ変更 包括だけでなく市町村本庁などへの配置も可能に」

●東京センター・永田久美子氏
「これまで国都道府県が進めてきたまちづくり推進事業が23年度より市区町村が実施主体に 認知症高齢者数を調査で把握している自治体(16%)、認知症の本人の困りごと把握している自治体(8%)実態把握が課題」

●埼玉県小鹿野町
「モデル地区になり新規で対策会議や家族会をつくるもののしだいに形骸化 地元のサロンや歌舞伎サークルなど既存の活動に入り込んで、認知症について伝えることで手応えがでてきた」

●大阪・岸和田市報告
「平成21年はモデル事業だったが、22年は事業費0。でも、取組継続が必要ということで、市職員が中心に、専門職出前研修やサポーターステップアップ研修の講師を市民手作りに 実績認知され来年度は予算化」

これまでに、認知症に関するまちづくりは、モデル自治体でやってきましたが、ついに来年度からは全ての自治体で取組みことになりますが、モデル自治体でも、まだ試行錯誤が続いている印象を持ちました。国は、都道府県や市区町村の裁量を増やして委ねていこうとことのようですが・・・かなり不安です。

ただ、そうした中、希望を感じることができたこともありました。
静岡県の富士宮市の発表です。
富士宮市の担当者の方は「市内に住む認知症のご本人・佐野光孝さんとの出会い、目から鱗が落ちた。今まで取り組んできたことは何だったのか?誰のための対策をしていたのか・・・何も分からず仕事をしていることに気付いた」と仰っていました。認知症のご本人や家族とのディスカッションを通じて、形だけの対策ではなく、目標をもって、まちの人々が連携できるようになったそうです。下の図は、聞き取った様子をまとめたものだそうです。

DSC_0047r.jpg

何のためのまちづくりなのかについて、今一度再考する必要があるのではないかと思います。来週、札幌で行うシンポジウムでは、この問題について突っ込んで考えて行く予定です。北海道の方は是非ご参加ください。

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