認知症と診断されたあなたへ [書籍]
先日、著者の黒川由紀子さんと、臨床経験をもつ学生のみなさんにお会いする機会を得ました。
「認知症とは何か?」「認知症の人をケアするには?」ということに本はたくさんありますが、
「自分は認知症かもしれない・・・」「認知症と診断されたがこの先、どうなってしまうのだろう?」
という認知症の方に向けた情報というのは、ほとんど無いのが現状です。
そうした中で、この本は「事実と異なるなぐさめは排しつつも、どのように対処すればいいのか」
かなり具体的に説明しており、当事者の視点に立った点で非常に感銘を受けました。
しかも、お会いした学生さんの声で、本が生まれたそうです。
非常に重要なことでありながら、多くの場合忘れられているこうした視点を保ち、こうした成果物を
作られたことは、本当にすごいことだと思います。
私自身は、一人でも多くの人がこうした情報に出会い、一日も早く対処する術を知るために、
どのような仕掛けが必要かを考えて生きたいと思う。
2009-05-22 03:47
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0